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競艇少女(1)

著者
寺島優
小泉裕洋

 眉毛の太い女の子が好きなので。それが購入動機の5割以上を占めるかも。
 主人公の速水晶のことですね。眉毛が太い=気が強い女の子を地でいってるキャラクターなんだけど、彼女の置かれている環境(財閥のお嬢)には、ちょっと引いた。爺やがいたり、家のための結婚なんて言葉が出てきたりして、いかにもステレオタイプの設定だ。おそらく、「競艇選手を目指す女子高生」に最も似つかわしくない環境に彼女を置くことで、競艇に関する知識が薄いだろう読者にも、作品世界に入り込みやすくするって意図があったんだろうけど・・・ちょっと行き過ぎかな。

 ただ、そこを除けばよく出来た作品だと思う。晶のやや突っ走った性格とか、競艇選手になるための試験でいきなりモンキーターンかますところとかも、無茶してるなぁ、と思わないではないけど、日ごろ見慣れない世界だけに、読むほうとしてはそんなに気にならない(競艇好きな人から見れば、かなり気になるのかも知れないけど)

 競艇マンガっていえば、むしろ河合克敏のモンキーターンの方が有名だが、あちらよりは、この作品の方がよりマンガチックなだけに、劇的な展開も期待しやすいような気がする。