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Z.O.E

機種 メーカー 発売日
PS2 コナミ 01/03/01

レビュー日 レビュー時の状況 日記(ネタバレ注意)
01/03/18 クリア Z.O.E
ZOEシリーズ
ANUBIS -ZONE OF THE ENDERS-

<ロボットアニメシミュレーター>
 このゲームは、ジャンルを「ロボットアニメシミュレータ」と銘打っています。実際それはこのゲームの特徴を最も良くあらわした言葉だと思えます。ゲームはストーリーパートと戦闘パートに分けられ、それぞれ交互に進めていく要領ですが、いずれのパートも良くも悪くも「ロボットアニメ」の文法を押さえたつくりになっているのです。

<「パクリ?」なストーリー>
 ストーリー面が、まさに今時のロボットアニメの枠組みをそのまま持ってきたような内容で、賛否の分かれるところと思われます。すなわち、たいした特徴のない少年が戦争に巻き込まれ、苦悩しながらも成長していくというモノです。これは「ガンダム」や「エヴァ」の影響をもろに受けているな、というのが正直な感想です。
 ただ、影響を受けている、というだけならいいのですが、「これは『そのまんま』じゃないか?」と思わせるような内容になってしまってます。オマージュとか、パロディというよりは「パクリ」に近いイメージですね。これはちょっとオリジナルのゲームとしてどうでしょうか・・・少なくとも「パクリ」と思わせないような仕掛けが欲しかったところです。
<爽快感第一の戦闘シーン>
 一方の戦闘パートは、なかなか完成度が高く仕上げられています。空中に浮かぶロボットをPS2のパッドで操作するというのは、なかなかにやりにくそうなものですが、ロックオンの概念と巧みなカメラワークを駆使する事で、操作の難しさというものをちっとも感じさせずに、派手な戦闘シーンを演出させる事に成功しています。これは、この手のロボットアクションとしても出色の出来栄えです。攻撃のバリエーションがやや少なめで、プレイヤーが操作方法を把握しやすくなっているのが良かったのかも知れません。
 戦闘に一つ問題があるとすれば、カンタンにロボットを操作でき過ぎてしまう、ということでしょうか。簡単な操作を心がけるあまり、ボタン連打したり、ちょっとタイミングをうまく取ったくらいであっさりに戦いに勝利できてしまうのです。なまじ派手な演出がバンバン出てくるために、あまり考えずに戦っていても、それなりにやっているように見えてしまうため、ゲームとしての戦略性を一段低める結果に繋がってしまっています。
<ストーリー次第で・・・>
 まとめてみると、戦闘シーンの出来は総じてよいものなのですが、如何せん底が浅い二番煎じのストーリーが足を引っ張ってしまっています。それ故に期待作だった割には、低い評価になってしまいました。物語的には続編もつくれそうな感じですが、むしろこの作品世界の続編というよりは、まったく新しい設定の続編を用意するのも一つの考えかも知れません。ゲームをクリアしたとき、何となくそういうことを考えてしまいました。