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ゼノサーガ EPISODE 1 力への意志

機種 メーカー 発売日
PS2 ナムコ 02/02/28

レビュー日 レビュー時の状況 日記(ネタバレ注意)
02/04/28 クリア ゼノサーガ EPISODE 1 力への意志
ゼノサーガシリーズ
ゼノサーガ EPISODE2 善悪の彼岸

<ゼノサーガ・スタート>
  SFCで発売されたSF・RPG「ゼノギアス」の世界観を再構成し、シリーズ化したという「ゼノサーガ」シリーズ。その第一作にあたるのが本作品。
 「ゼノサーガ」はやったことがないので、今作とどの程度関連があるのかはわかりませんが、ストーリーそのものに違和感を感じることはありませんでした。

<マニアックSF>
 SF・RPGと書きましたが、この作品はコンシューマ系のRPGには珍しく、序盤から実にマニアックなSF世界を躊躇なく、思う存分展開しています。ノリとしては、日本のロボットアニメの王道に近い、SFウンチクを全面に展開したストーリー。これは、ある程度好みが分かれる、と言いところですが、ゲームの主なプレイ層である10代20代の日本人男子なら、この手のアニメや小説はよく知ってるでしょうし、そういう意味では、誰でも入っていける話だとは思います。
 頻出する特殊な用語については、ゲーム内の「データベース」で注釈されており、これがまたマニアックな内容。SFに興味がある人にはたまらない世界を展開しています。
<エピソード1>
 ただ、タイトルにあるとおり、この作品はあくまで「エピソード1」。作中には、実に膨大な世界設定と伏線が登場しますが、この「エピソード1」では、それらはほとんど消化されていません。でも、それは、スターウォーズの第一作と同じようなもので、この作品は作品として、一応の決着はつけてますし、終わった後も欲求不満になる、というほどのものでもありません。むしろ、この作品において幾重にも張られた伏線が、今後どのように解き明かされていくのか?という先の展開への興味の方が尽きません。

<ストーリー以外はやや弱い>
 ストーリー面については、かくのごとく、かなり満足度の高い出来を誇るのですが、それ以外の部分にはやや弱さも見えます。
 まず、戦闘。敵味方が一列に並んで順番に攻撃する、という実にオーソドックスな戦闘形式を採用しています。ファイナルファンタジーに近いタイプといえばそのまま当てはまるでしょう。しかし、近年他のRPGの戦闘シーンが演出的に洗練されてきており、それらと比較すると、この作品の戦闘はいかにも古臭く、やや単調に感じられました。もうちょっとテンポ良く、またプレイヤーをあきさせない演出などが欲しかったように思います。
 BGMも、レパートリーが少なかったですね。ロンドンフィルの生演奏を使っているだけに、曲数がそれほど稼げなかったのでしょうが、まったくBGMのないシーンが多数存在します。それを演出と考えることも出来るのでしょうが、やや寂しい感じがしたのは偽らざる心境です。
<次回作への期待も>
 このゲームを端的に言ってしまえば、ストーリー(ムービーシーン)メインで、その他はオマケのゲームです。しかし、そのメインたるストーリー部分の充実振りは、ゲームとしては異色ともいえるものであり、そこは本作ひいては本シリーズにおける最大の魅力として厳然として存在します。
 自作では、更に戦闘やシステムの面で改良を加えて欲しいものです。そうなれば、文句なし、かな。