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電脳戦機バーチャロン
 ORATRIO TANGRAM

機種 メーカー 発売日
DC セガ 99/12/9

レビュー日 レビュー時の状況 日記(ネタバレ注意)
99/12/12 クリア
2キャラクターまで
バーチャロン オラトリオタングラム
電脳戦機バーチャロンシリーズ
電脳戦機バーチャロン マーズ

<移植度は良好>
 前作がサターンに移植されたときは、店頭のデモであまりのグラフィックや動作の違いにがっかりして購入をあきらめましたが、今回に関してはそんな心配は杞憂でした。正直言って、ここまで出来がいいとは思いませんでした。アーケードでやってるのと何ら違和感がないのです。

<ほぼ忠実にアーケードを再現>
 まずは、スタンドアロンのプレイの方から。
 グラフィック。これはアーケード版とまったく同質と言って良いでしょう。光学兵器の処理など、まったく違和感なく仕上がっています。動きが落ちたり、ポリゴン落ちがあったりということもありませんでした。動作も軽快。ストレスなくグリングリン動きます。グラフィックの美しさについては、ほぼ文句の付けようのない出来です。
 次いで、ロード時間。これがまた全然ない、というか、ロード時間を感じさせません。いわゆる「WAITING」画面は存在しません。ステージ間であってもほとんど待ち時間はありませんでした。これはちょっと驚き。
 音については、ちょっと迫力がないかもしれませんが、これはアーケードが大型筐体で大音量を出していることを考えれば、家庭機の環境でここまで出来れば十分でしょう。BGMのみで聞いてれば音質はアーケードと同等です。
 つまり、スタンドアロンのプレイについては、アーケードをそのまま持ってきたと言えば、それで当たりといえる出来栄えです。ここまで忠実にアーケード版を再現できるDCの能力にはただただ感じ入るばかりです。

<ネット対戦も充実>
 そして、ネットワーク対戦。
 このゲームは、モデムを介してのネット対戦をすることが出来るのですが、それだけでなく、ネット対戦用の機体はカラーリングカスタマイズやエンブレム作成などを行う事も出来ます。
 このカラーリングがまたはまりますね。オリジナルカラーの機体を使ってのネット対戦は感情移入度が断然違います。結構簡単な操作で大幅に色彩を変更することが可能ですし。対戦時に他の人のカラーリングを見るのも結構楽しいです。
 で、ネット対戦そのものの機能。
 イージーモードとエキスパートモードに分けられ、それぞれいくつかの特徴を有していますが、いずれも対戦時のレスポンスはかなり快適です。アーケードと同等のレスポンスとまでは行きませんが、電話回線でこれだけの反応を確保できれば十分でしょう。時々落ちてしまいますが、これはアナログ回線の宿命ともいえるものですし。全体としては、ゲームとしてちゃんと成立する速度です。また、階級制度など、単に対戦するだけに終わらない楽しみも用意されており、移植作としては十分以上の盛りだくさん名内容になってます。
<DC屈指の名作>
 何のかの言ってもこれだけのクオリティを自宅で楽しめるようになったんだから、いい時代になったものです。ゲームそのものの内容は、アーケード版の大ヒットによって折り紙つきですから、これに専用ツインスティックを利用すれば、対戦型ゲームとしては、DC(他機種を含めても)では最高傑作といえるでしょう。おまけとしての位置付けで十分なはずのネットワーク対戦機能にこれだけの付加価値をつけたのは、敬服すべきサービス精神とすら言えます。機体のカラーリングや階級制度などは、ネットに特化せず、スタンドアロンのプレイでもこれが使えれば、本当に日の打ち所のない作品になったのですが・・・しかし、その機能がないためにこのゲームの魅力が失われるかと言えば、ちっともそんな事はありません。
 これのためにドリキャス買っても絶対損はしないと個人的には思います。