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| <バランスの良いほのぼのADV+SLG> いわゆるファンタジー型ADV+SLGでジャンル分けとしては問題ないでしょう。よくあるほのぼのファンタジー世界を舞台にしています。全体としてかなりバランスのいい出来で、それなりにやり込める要素もあり、最近のこの手のゲームの中では秀作といって良い出来です。 <芯はしっかりしたストーリー> このゲーム最大の特徴は、僕は個性豊かなキャラクターたちが織りなすほのぼのストーリにあります。キャラクターイラストからしてかなりほのぼのした印象を受けるのですが、実際、その通りの内容です。しかし、単にほのぼのするだけじゃなく、物語後半になると、それぞれの登場人物たちの間に生じる、立場の違いを巡る葛藤など、それなりにシリアスなシーンもあるため、スカスカした雰囲気になることなく、適度な緊張感を持ってゲームを進めることができる背景も持ち合わせています。また、舞台も無闇に広げることなく(おおよそ主人公達のいる町の中や周辺で話が展開する)、すっきり纏めてる印象です。 |
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<召還(サモン)が特徴のSLGパート> SLGパートは、クォータービュータイプ。味方ユニットも最終的には20を超え(戦闘に参加するのは8名までですが)、精霊の属性や、武器の種類などによってそれぞれ明確に性格付けがなされており、戦闘開始前のユニット選択でも結構楽しむことが出来ます。 SLGパートの一番の特徴はゲームタイトルにもなっている召喚(サモン)のシステム。サモナイト石と呼ばれる鉱石と、主人公達が持ってるアイテムを掛け合わせて魔法を作るのですが、その組み合わせが結構豊富で、しかもどのアイテムから何が出てくるか分からない、何が出てくるか見てみてのお楽しみ、というのが楽しいのです。もちろん、ランダムという事ではありません。アイテムとサモサイト石との組み合わせによって出来る魔法は決まっているのですが、その組み合わせの豊富さ故に、召還する楽しみを持続させる事に成功しています。 ここでの問題点は、外見とは裏腹に、やや難易度が高めに設定されているという事でしょうか。敵の思考パターンはきわめて単純なのですが、敵の強さや配置がかなり厳しいバランスになっており、これまでこの手のゲームをやったことのない人にとっては一番最初の戦闘ですら厳しいかもしれません。一度コツを掴んでしまえば、あとは楽になるのですが・・・ちょっとここはADVパートとのバランス感覚からしていただけなかったところです。 |
| <飽きがこない工夫があるADVパート> ADVパートでは、マップ画面で移動先を選び、その先でイベントが発生する仕組み。戦闘が発生するイベントは、その旨が予め表示されており、セーブしないまま戦闘に突入しゲームオーバー、といった事態を回避してるのは好感が持てます。 話は基本的に一本道ですが、時々選択肢が出てきて、アイテムの入手に違いが出たり、主人公キャラクター(スタート時に4人から1人選べる)によって台詞が微妙に変化したりして、2周、3周やるにも飽きがこない工夫がされています。 一つ気になったのは、主人公以外のキャラクターのボイスを切ることが出来ないということ。スキップさせることは出来るのですが、音自体を切ることが出来ない。ボイスはどうしても、テキストを読む速度より遅くなるので、下手するとゲームのテンポを悪くさせかねない要素です。出来れば、これはオプションなどで切ってもらえると良かったのですが・・・ <イラストに抵抗なければOK> SLGパートに若干の厳しさがあるとはいえ、むしろその難しさと物語の楽しさの故に、僕としては久々に2周目をやる気にさせる良作でした。イラストから察せられるゲームの雰囲気に抵抗を感じない方すべてにおススメできるゲームだと思います。 |
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