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| <恐怖感が強いホラー> バイオハザードと同系統のホラーアクションゲーム。ゲームスタイルはバイオにそっくりですが、かなりサイコホラーの色合いが濃く、心理的な恐怖感はバイオのそれよりもかなり強く感じられます。 その恐怖心をあおる要素として、このゲームでは二つの大きなポイントが挙げられます。一つは、音声的な演出の上手さ、もう一つは一種不条理なストーリーです。 <気合の入ったサウンド> まず音の面では、5.1chサラウンドを採用していると言うだけあって、その演出はかなり気合が入っています。実際に5.1chを実現できる人は少ないと思いますが、単なるステレオ環境でも、そのサウンド効果はひしひしと伝わってきます。 化け物が近づいてくるときの足音などは言うに及ばず、ときおり正体もわからない足音が聞こえてきたり、いきなり壁を叩く大音響が響いたり。そういった細かい演出がいちいちプレイヤーの恐怖心をあおります。 |
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<精神世界を描いた不条理ストーリー> 一方のストーリーは、3年前に死んだはずの妻からきた手紙に誘われ、サイレントヒルにやってきた男を主人公にしています。このサイレントヒルで主人公が巻き込まれる事件が、なかなか不条理にあふれたストーリー。しかし、その「不条理」はこのゲームについて言えばほめ言葉になるのでは。 どこか精神的に病んでいる登場人物たち、なぜかサイレントヒルのはびこっている化け物たち。そして主人公の心象世界とリンクしたような、現実離れした舞台設定。特に後半の展開はTVドラマ「ツインピークス」を髣髴とさせるような、錯乱した精神世界を描かれ、理性より先に感性に訴えるような不気味さがあります。辻褄あわせにこだわって変に世界観が小さくなるゲームが多い中で、これだけ独特の世界観を膨らませたストーリー設定も珍しいのではないでしょうか。そしてそのストーリーは見事にこのゲームの雰囲気に一致しているのです。 |
| <オリジナリティには欠けるが> この2点は確実に素晴らしい評価ポイントになのですが、それ以外の点で特に目に留まる点は見られませんでした。一言で言ってバイオハザードそのもの、に思えるんですね。オリジナリティがほとんど見られないのです。 しかし、オリジナリティがあったところで、それがそのゲームにプラスに働く保障はありませんし、それなら既存のシステムに乗せて、こだわるところだけこだわろうということなのかも知れません。それはそれでいいのかな。実際にゲームやってるときは、その辺は気にもなりませんでしたし。 <ホラーを求めるなら> 総じて見れば、ゲームとしてのオリジナリティは無いかも知れませんが、その分、恐怖感をあおるための演出やストーリーは凝りに凝っていて秀逸です。ホラーを期待してこのゲームを購入した人を裏切ることはない仕上がりと言えるのではないでしょうか。 |
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