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君が望む永遠(DC版)

機種 メーカー 発売日
DC アルケミスト 02/09/26

レビュー日 レビュー時の状況 日記(ネタバレ注意)
02/12/11 クリア(1周) 君が望む永遠(DC版)
関連レビュー
君が望む永遠(WIN版)

<全年齢対応>
 名作「君が望む永遠」のDC移植版です。
 このDC版は「全年齢対応版」なので、当然原作であるWIN版には存在したHシーンにあたる描写はありません。しかし、「君が望む永遠」のシナリオは、多分にこの描写によって成立する部分が大きいものでした。そのため、このDC版においてどのようなシナリオアレンジがなされるのか、非常に興味深いところでした。
<好感の持てるアレンジ>
 基本的なシナリオは、当然ながらWIN版とほぼ同じです。むしろ、変にアレンジも演出も変えていないので、気分的にはまったくWIN版と同じ気分で進めることができました。
 そして、気になるHシーンのアレンジについては、個人的には頑張った方なのではないかと思います。WIN版をやらずにDC版だけやったのであれば、違和感を感じる部分は少なかったろう(まったくないとは言いきれませんが)、というレベルには達しています。また、アレンジしている部分も、WIN版のシチュエーションをできる限り尊重しようという気持ちが感じられ、好感が持てました。すべてのシナリオを確認したわけではありませんが、この様子であれば、どのルートを通ったとしても「君が望む永遠」の世界観を壊すようなアレンジはないだろうとの確信は持てます。

<オープニングの価値>

 ただ、一つ残念だったのは、DC版オリジナルオープニングの存在。このオープニングムービーの完成度自体は非常に高く、単体で見れば満足いく出来ではあるのですが、やはり「君が望む永遠」のオープニングとしての価値を考えると、WIN版にかなり見劣りしてしまいます。むしろ演出面を考えれば逆効果。他に手を入れるにしても、ここはそのままにしておいて欲しかった、と言うのが本音。
<基本的にはWIN版と同じ>
 その他、グラフィックやシステム周りについては、多少画面効果に変わった部分があるものの、基本的にはこれもWIN版とまったく同じ。文章の高速スキップや声の速さにあわせた自動送り等も完備されており、使いにくいと思える点はほとんど存在しませんでした。新たに書き起こされたグラフィックも、やや画調がWIN版と異なる気がするものの、合格点は上げられるレベルです。
 全体を見渡してみれば、良くも悪くもWIN版を尊重した移植です。個人的にはこれは嬉しい要素でした。変に手を入れられて、WIN版で得られた感動を台無しにされても困りますから。しかし、WIN版からプラスアルファを求めている人にとっては物足りない内容かもしれません。このDC版を購入した人はWIN版をやっていた人が多数だと思いますが、むしろWIN版をやったことのない人にこそ、やってもらいたい作品です。