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| <歴史ある作品ゆえの感動> ドラクエシリーズ作品の中でも特にストーリー面で評価の高い本作。親子3世代にわたる冒険というのは当時としては確かに斬新で、今に至るもここまで時間的なスケールの大きなRPGというものにあたる機会は少ないのではないでしょうか。そういう意味では面白いところに着眼した作品だったのだな、と改めて思います。 また、SFC版が発売されたのが92年ということですから、PS2版発売の12年前。当時SFC版をやっていた人の中には、現在幼年時代の主人公と同じくらいの子供がいる人がいてもおかしくないわけで、そういう意味でも時代を感じさせるリメイクとなりました。 かくいう自分も、SFC版当時は主人公と花嫁を襲う悲劇に感情移入できても、パパスは単なる父親みたいな位置づけにしか思えなかったものですが、今改めてプレイしてみると、むしろパパスの最期とか、ラストシーンに登場するマーサの自己犠牲精神などに感動してしまったりします。時間の経過が同じ作品に対する視点を変えてしまうということに、改めてこの作品のストーリーの深さを感じました。 |
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<システムは7・敵キャラグラフィックが秀逸> ゲームシステムそのものは、7のシステムに5のストーリーを乗せたようなもので、方針としては4のリメイクと同じものです。しかし、プラットフォームがPS2になっているだけに、当然グラフィックのレベルは格段に上がっています。それでも、他のPS2作品と比較すると描きこみはやや貧弱に感じられてしまうところですが、逆にそこにハンドメイドっぽい良さを感じてしまうのが、ドラクエというゲームの面白いところかもしれません。 ただ、戦闘シーンでの敵キャラのアニメーションの完成度はまた別の次元で秀逸です。ここだけはは他と比較してそれなりに、というよりはむしろ一般的に見ても高いレベルにあり、これだけのためにPS2版を買った価値はありそうな仕上がりになっています。 <絶妙の戦闘バランス> 戦闘バランスも相変わらずすばらしい出来栄えです。一つのダンジョンを一回でクリアできることは稀で、大抵何度かチャレンジして、その間にレベル上げたり装備を買い増したりする必要があり、これはバランスとしては厳しい方といえますが、それでもつらさは感じさせません。むしろ、そのダンジョンをクリアした時の達成感は他のゲームに比べると高く感じられます。これは本当に職人技の領域としか言いようがありません。 追加要素としては、カジノにすごろく場が追加されたくらいでしょうか。4のリメイク時には、新たに「第6章」が追加されましたが、今回の5では、シナリオそのものに手を加えることはなく、ストーリー面では無難な移植です。ただ、それ以外のあらゆる要素がパワーアップしているため(そういえば、BGMもフルオーケストラでした)、やっていても古臭さはちっとも感じられませんでした。 |
| <素晴らしいドラクエのリメイク> リメイク4をプレイした時にも感じたことですが、本当にドラクエはリメイクのやり方が上手ですね。単なるベタ移植ではなく、しかし手を加えすぎて幻滅させられることもない、これまた絶妙のバランスを保っています。プロデューサーを、常に堀井氏が務めていることが、シリーズ全体を通して違和感のない、完成度の高いリメイクにつながっているのだと思います。そういう点でからしても、このシリーズは幸運であり、それ故に日本のRPGの代名詞足り続けるシリーズたりえたんでしょう。 |
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