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大悪司

機種 メーカー 発売日
WIN アリスソフト 01/11/30

レビュー日 レビュー時の状況 日記(ネタバレ注意)
02/02/10 クリア(2周) 大悪司

<遊べるエロゲー>
 エロゲー界の大御所、アリスソフト入魂の一作。個人的に「遊べるエロゲー」というものにあまり縁がなく、実際楽しめたゲームのほとんどがアリスソフトのものでしたから、今回もそれなりには期待はしてました。
 結果としても、かなり満足のいく出来になっていましたね。しかも、従来のアリスのゲームであれば、エロの要素はどちらかというとオマケっぽいイメージがあったのですが、この作品では、かなりエロがゲーム進行(というか、ゲーム世界)において重要な役割を果たしており、そういう意味でもまさしく「遊べるエロゲー」になってました。
<マルチエンド>
 ジャンルで分けるとSLG+ADVというタイプでしょうか。手駒を使って他の領土に攻め込み、最終的な目的を達すればOK。「最終的な目的」と書いたのは、この手のゲームで通常最終目的とされる「全領土占領」が必ずしも最終目的とはならず、状況によっていろんなエンディングがありえるためです。今のところエンディングは二つしか確認していないのですが、いずれのパターンも特にとってつけたような内容ではなく、ちゃんと話にけりをつけています。この辺りの丁寧なストーリー構築はなかなかのものです。

<大充実のイベント群>
 ゲームを進めていくと、いろいろイベントが発生するわけですが、その数が非常に多いのもこのゲームの特徴の一つです。ほぼ「無為に過ごす」ターンがないと言えるほどの充実度を誇り、しかもそれぞれのイベント攻略における自由度も高い。また、イベント進行そのものもかなり軽妙なテンポで進み、いわゆる中だるみのような状態がほぼ存在しない、というのはなかなかのもの。
 一度クリアしないと発生しないイベントなどもあり、普通にプレイしていただけでは、そのゲームの全貌が掴みにくいのではないかと思わせるほどです。
<戦略性の高い戦闘パート>
 戦闘パートにおいても、キャラの能力値から戦闘の結果が予測できる簡明なシステムを採用しています。これにより、ファイアーエムブレムのような、詰め将棋型SLGに比肩できる戦略性を実現しています。
 また、手駒となるキャラクターもそれぞれ豊富なイベントが用意されているため、単なる手駒に終わらず、各キャラそれぞれに思い入れが持てることも大きな特徴と言えるでしょう。

<べた褒め?>
 ほぼべた褒め状態となってしまいましたが、実際、欠点を見つけようと思ってもあまり見当たらないほどの出来ではあります。あえて上げるとすれば、ボリュームが大きすぎて、1回クリアしただけでは、ゲームをクリアしたという満足感が得られない、ということぐらいでしょうか。それは人によって欠点にもなり、最大の長所ともなりえる点ですから、一概にどうこう言えるものではありませんが…個人的には大満足の出来でした。