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DEAD OR ALIVE 2

機種 メーカー 発売日
PS2 テクモ 00/3/30

レビュー日 レビュー時の状況 日記(ネタバレ注意)
00/5/7 クリア
(全キャラクター)
DEAD OR ALIVE 2

<色気をウリにした事の功罪>
 一言でいってしまえば、鉄拳タイプの3D格闘です。ただ、前作の「DEAD OR ALIVE」はゲーム性云々よりも、「女性キャラの胸が揺れるゲーム」として話題になってたように思います。そのため、本格的な格闘ゲームというよりは、イロモノ系でゲーム性の低い作品なのではないか、という先入観が個人的にはありました。実際、ゲーセンで前作を見たときは、あんまり不自然なほどに胸が揺れてるので、却ってやる気がしなかったものです。
 その続編たる今作ですが、結構「ゲームとしての」評判も良いみたいですし、「揺れ」も前作ほど酷くないということなので買ってみた次第です。それになにより、このゲームが発売された頃は、他にPS2用の有力なゲームがなく、選択肢が非常に狭かったという事もあります。同時期に発売された鉄拳はPSでも何回もやっていましたし。

<気になる事は気になる>
 何だかんだ言っても、やっぱり揺れてるかな。気にするなという方が無理っぽい動きをしてます。でも、気になるといえば揺れよりもパンチラが気になるかな。もはやチラではなくモロのような気が。
<爽快感、操作のバランスは良好>
 ・・・何か、ゲームと全然関係ない話ばかりしてしまいましたが、純粋に格闘ゲームとしても、このゲームはなかなかバランスよくできていると思います。なにより、連続攻撃が入りやすいのはポイントが高いです。適当にボタン連打するだけで、かなり豪快な技を繰り出すことが可能で、その辺の爽快感はなかなかのものです。また、返し技専用にボタンが一つ割り当てられており、敵の攻撃を見切って返し技を簡単に出すことも案外カンタンにできます。他の格闘ゲームだと返し技という概念が存在しても、格闘ゲームにあまり慣れていないプレイヤーにとって、これを有効に活用するというのは、なかなか難しいものです。しかし、このゲームでは、専用ボタンを用意する事によって、操作の複雑性の排除に成功しています。この辺のバランス感覚は良い出来ではないでしょうか。

<演出に力>
 また、舞台となるフィールドが多重構造になっている事も、このゲームの大きな特徴の一つです。端から外に敵を押し出すと、更に下のフィールドに舞台を移して戦いを続行させる事が出来ます。このフィールドからの叩き落しは、それによって敵にダメージを与えるという、実際的な効果もさることながら、複数の舞台で戦いを展開させる事による視覚的な効果を上げることにも成功しています。このフィールドシステムを始めとして、演出の分野における力の入れようは、他の格闘ゲームを確実に上回っているといえるでしょう。ゲーム性そのものとは関係ないかもしれませんが、ゲームを楽しむ一つの背景として、演出の強化という選択肢は正しいと思います。
<おまけは少ないが>
 一つ残念だったことといえば、隠しキャラ、隠しステージなどがないために、ゲームのスキルの上達に喜びを覚えるような求道的に取り組む人以外には、やりこみの要素に乏しいということがあるでしょうか。ややあっさりしすぎている感じはします。そういった隠し要素がない故に、ゲームそのものに対して物足りなさを感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、それらの要素は、あくまでおまけなので、それ故にこのゲームの価値が減ずるということはありませんが。

<格闘ゲームとしても秀作>
 個々に見れば、随所に工夫が見られるものの、特に革新的な要素があるわけではありません。しかし、爽快感、操作性等の格闘ゲームにおいて必要欠くべからざる要素はしっかりと押さえられており、見た目のナンパさとは裏腹に、格闘ゲームとしても十分秀作の域に入る秀作といえるでしょう。